2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

育成

厩舎に入る前の仔馬に対し、競走馬としてのトレーニングを積ませることを育成という。狭義の育成は1歳後半から2歳の前半にかけて育成牧場で行われる騎乗馴致、騎乗訓練、調教(後期育成)を指す。広義の育成は誕生から離乳までの間にある仔馬に対して人との…

馴致

競走馬として扱われることにウマを慣れさせることを馴致またはブレーキングという。もっとも初歩的な馴致は人間の存在に慣れさせることであり、これは一般に牧場で行われる。1歳になると馬具の装着に慣れさせることに始まり、最終的には人間が騎乗することに…

出産・離乳

ウマの妊娠期間は約330日で、それ以上の例もある。 出産時期は2〜6月頃である。生まれた仔馬は出産から約6ヶ月で母馬から強制的に引き離される(これを「離乳」もしくは「子別れ(仔別れ)」と呼ぶ)。母馬から仔馬を引き離す方法は牧場によって様々だが、一…

種付け

種牡馬と繁殖牝馬を交配させ、繁殖牝馬を妊娠させること。一般に、毎年春に起こる牝馬の発情にあわせて行われる。なお、サラブレッド及びアラブ種では、他の家畜では一般的な、人工授精によって競走馬を生産することは国際血統書委員会(ISBC)によって禁止さ…

生産地

日本はアメリカ合衆国、オーストラリア、フランス、アイルランドに次ぐ世界第5位のサラブレッド競走馬生産国で、北海道の日高地方、青森県、岩手県に競走馬を生産する牧場が多い。ばんえい競走の重種馬では北海道の各地で生産されている。